JUGEMテーマ:政治

7月29日に大阪ドーンセンターで開かれた2017社会主義ゼミナールで帝塚山学院大学教授の薬師院仁志さんの講演に耳を傾けました。このゼミナールに向けて『ポピュリズム〜世界を覆い尽す「魔物」の正体』という新潮新書(薬師院仁志著)も事前に目を通しました。戦前ではドイツの独裁者ヒトラー、日本では維新の会を率いていた橋下徹、米国のトランプ大統領、フランス国民戦線のルペン党首など社会の分断を扇動する政治家が熱い支持を集める「ポピュリズム」という現象は何なのかという関心が強くありました。

 

 

薬師院さんは、冒頭に「ポピュリズム」とは大衆迎合主義ではなく、大衆扇動主義であると言い切りました。すべての大人に選挙権を与えて代表者を選ぶ議会制民主主義がポピュリズムを生み、ポピュリズムが議会制民主主義を破壊しようとしています。ポピュリストは、米国のトランプ大統領の「メキシコ移民が米国民の雇用を奪った。メキシコの費用で国境に壁を造れ」という主張のように対立の図式で「人民の敵はメキシコ移民」という民意を作り上げます。日本維新の会も「既得権益の役所・公務員は税金の無駄遣い」と対立の図式を扇動してきました。

 

 

ポピュリストの主張や政策は、空虚でも実現不能でもかまわないのです。新自由主義により貧困と格差が蔓延する中で「途方に暮れた不安な個人」「雑多な怒り」を扇動し、中身のない旗印としての抽象的な「改革」を掲げれば、反射的に圧倒的な支持が集まります。大衆の不安や怒りを解決するのではなく、これらを温存し利用するのがポピュリストの政治手法です。ポピュリズムという「魔物」を退治するためには、「途方に暮れた不安な個人」「雑多な怒り」「政治への不信」などの原因を明らかにし、議会制民主主義を通じて国民大衆の幸福を実現する政治姿勢が不可欠であると学びました。



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